文档:久石让官网日志/2000年3月

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2000/3:Mar
2000年3月
2月29日(火)
リニューアルされた代々木の第2スタジオにて、ドラマ「小さな駅で降りる」の制作が始まる。ここ最近、Windowsを駆使して原稿作成に追われていた久石さん、スタジオのMacを目の前にして一言「クソ!」。しばらくは使い勝手の違いに悩まされる。メインテーマはアコースティックピアノのシンプルなメロディが基本になり、オーボエやリズムが入ることによりバリエーションが創られる。
3月1日(水)
代々木第2スタジオのオープニングセレモニーが開催される。六本木スタジオが区画整理のため今春閉鎖されるに伴い、代々木の第2スタジオがさらにパワーアップされたのだ。この日は業界関係者が数多く訪れ、オーナーである久石さんも大忙しであった。
3月2日(木)
「小さな駅で降りる」制作2日目。今日はサスペンス風のテーマとそのバリエーションが創られる。
3月3日(金)
「小さな駅で降りる」トラックダウン。テレビ東京のスタッフも駆けつけ、26曲に及ぶトラックダウンが行われる。基本的にはテーマとバリエーションなので、テーマのバランスがとれれば後はスムーズにいくはずだったのだが…。気が付けば夜中の2時になっていた。
3月4日(土)
スタジオジブリへ。宮崎監督との打ち合わせということだが、何が話し合われたのかは不明。玄関から出てきた久石さんを見る限り、とてもいい打ち合わせが出来た感がある。
3月7日(火)
取材の1日。まずは5月に発売される「秋元康大全」の対談収録。映画「川の流れのように」のウラ話や個々の創作活動についてなど、クリエイティブな2人がインタビュアーそっちのけで自由に語り合う。
2時間後、車に飛び乗り事務所へ。次は、各分野のクリエイターを紹介する雑誌「ZAKKI」の取材。久石さんが今までにないポーズで写真撮影に臨む。カメラマンも記者の方も絶賛しているのだが…。この写真が使われるかどうかは現在のところ未定。
休む間もなくスポーツニッポン紙の取材。「決起集会みたいなものでなく、ただ単純にいい演奏会にしたいんです。誰が来ても穏やかなひとときを過ごせるような…」と地下鉄サリン事件・チャリティコンサートへの抱負が語られる。
記者が事務所を出るのと同時に車に飛び乗る久石さん。北野武監督の最新作「BROTHER」のラッシュを見に行く。実は久石さん、ロサンゼルスでのロケに同行していたのだ。その頃からイメージを膨らませていたのだが、この日のラッシュで作曲の方向性が決まったらしい。ちなみに制作は4月からである。
3月8日(水)
ヨーロッパのとある国よりお客様が来日。○○○○語と英語、日本語が飛び交う中、なにやら打ち合わせが行われる。スタッフすらも知らないところで何かプロジェクトが進められているのだろうか…?
3月9日(木)
久石さんの呼びかけに、某歌手と某作詞家が集まる。どうやら新曲が発表されるらしい。
3月10日(金)
日本アカデミー賞の授賞式。今年はプレゼンターなのだが、「菊次郎の夏」でノミネートもされている。「プレゼンターなのにノミネートされるなんて、ヘンな気分だよ」と言っていた久石さん。いざ音楽賞の発表をしようとしたら…「アチャッ!」と顔をしかめる。「ん?どうしたんですか、久石さん」と司会のS・Hさんに突っ込まれ、「あ、いや、え~っと、最優秀音楽賞は…ゴホン、菊次郎の夏・久石 譲です」と小さな声で発表する。会場は「オ~!」というどよめきと拍手の渦だが、本人はとても恥ずかしそうであった。ちなみに2年連続での受賞はこれで2度目である。スタッフ全員が会社で映りの悪いテレビと格闘し、何とかその瞬間を見ようとしたのだが…。音楽賞受賞シーンがわずか10秒という扱いに、ブチ切れる者が続出する。
3月14日(火)
渋谷へ買い物に行く久石さん。「ついに買ったぞ!」と手にしてきたモノは…。値段を聞いたらアララ、700円と随分リーズナブル。ちなみにソレを入れるケースは3000円もするとのこと。
3月16日(木)
朝から夕方までは、自宅にてピアノの鬼と化しているとのこと。
夕方より、北野監督との音楽打ち合わせ。「あそこのシーンは音楽が欲しいな」「あのシーンはどうですか?」「いや、あそこはいらないでしょ」といった感じの、非常にシンプルな打ち合わせである。
監督と打ち合わせをした後、ワンダーのスタジオにて再びピアノ練習。今回はピアノ以外にも何か練習をしている久石さん。4時間近くスタジオにこもった後、マッサージを受ける。
3月17日(金)
都内某所にて、オーケストラとのリハーサル。東京シティ・フィルハーモニックとは一昨年もツアーで共演しているので、気心が知れている。指揮者の金さんとも旧知の仲なので心配はないはずなのだが…何故か久石さんが落ち着かない。控え室にこもって金さんとヒソヒソ話し込んでいる。この日、珍しくスタッフが練習風景をヴィデオに収める。その目的はいかに…。
3月20日(月)
チャリティコンサート本番。この日をもって指揮者デビューをする久石さんの手には、700円の指揮棒(!)がしっかり握られている。指揮者の金洪才氏からアドバイスを受けたり、練習風景をヴィデオ撮影してチェックするなど、今日まで随分研究してきた久石さん。その成果が実ったのか、オーケストラメンバーからは「非常にわかりやすい」となかなかの評判を頂き、本番も順調にこなす。「Gene」が初演ということもあり、かなりの緊張を強いられたのは事実だが、本人曰くどうやら病み付きになりそうだ。
3月22日(水)
未来博のテーマソング制作を依頼された久石さん、そのプリプロ作業がついに動き出す。久石さんの呼びかけに集まったのは、作詞に××××氏、歌手に○○○○さん、ディレクターに元甲斐バンドの田中一郎氏という豪華なメンバー。権利やスケジュールの問題という幾多の壁を乗り越え、ようやく実現した企画だけに、久石さんの気合の入れ方もハンパではない。この日は、歌詞に合わせた簡単なメロディラインを書き上げたのだが、どうやらかなり苦しんだ様子。
3月23日(木)
プロジェクトチームと共に、未来博のイベントに関する打ち合わせを行う。単なるイベントのアトラクションとしてではなく、世界に通用する一つの「作品」を創るというコンセプトのもと、あのパラリンピックを超えた奇想天外(?)なアイデアが続出する。世界でも例を見ない「作品」が生まれそうだ。
3月29日(水)
北野監督作品「BROTHER」のオールラッシュ。本格的な音楽打ち合わせが行われる。どうやら、1曲1曲のタイムがかなり長くなりそうだ。
3月30日(木)
某テレビ番組の制作が依頼される。久石さんを含めた、各著名人がアフリカを訪れるという企画。「MKWAJU」に代表されるように、久石さんとアフリカの関係には深いものがある。そう言えば、六本木のスタジオにはアフリカ諸国の民芸品がゴロゴロしていたっけ…。ツアー終了後休む暇無くロケに入るので、スケジュール調整がかなり厳しそうだ。
3月31日(金)
未来博テーマソングのレコーディング。ギター・ベース・ドラムなどのリズム系と、歌手の○○○○さんのヴォーカル録りが行われる。あくまでも仮レコーディングという予定だったのだが、予想以上の仕上がりに一同納得。急遽レコーディングの本番が行われることとなった。