文档:久石让官网日志/2001年10月

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2001/10:OCT
2001年10月
2001/10/31/Wed.
昨晩から訴えていた腕の痛みは一層ひどくなり、病院にて注射をすることになる。「ここまでひどいのは今までで初めて。今日休んで良くなればいいけどな・・・明日からピアノを練習出来るかな?」とさすがに不安を隠せない。1日だけでもゆっくり出来ればいいのだが、今日はオフィスにてTVのインタビュー収録。「なんか疲れきった顔しているからTV映りが悪そうだよね」と、心配そうに眉間にシワを寄せるスタッフに気を使って冗談を一言。笑うに笑えないのだがこれで和やかな雰囲気となり、収録も無事に終了。打ち合わせを済ませた後は、スタッフと駅前の居酒屋へ繰り出し、軽く一杯ひっかける。
2001/10/30/Tue.
名古屋公演が無事に終了する。昨晩はぐっすり寝たとのことで、体調もまずまず。腕の痛みは「ここまできたら仕方ないだろ」と一笑にふし、本番さながらのゲネプロに突入。オケのサウンドも豊かにまとまり始め、パワフルなステージが期待出来そう。「初日ってホントつらいよな~」とぼやく一場面もあったが、緊張しながらも笑顔を絶やさずステージへと向かい、オケとの演奏に臨む。プログラム前半はやや落ち着き加減だったものの、後半はアップテンポでエネルギッシュな演奏となり、アンコールまで来ると指揮者共々息が切れている状態。拍手喝采の中楽屋に戻って来た久石さん、汗だくになりながら「とりあえずうまくいったけど、いや~ホント疲れたよ!これってスポーツだよな!」とコメント。着替えもそこそこに韓国の取材やファンのサインなどに応対し、最終の新幹線に飛び乗って帰京する。
2001/10/29/Mon.
前日、早めに休んだにも関わらず、風邪が抜けない久石さん。名古屋名物の鍋焼うどんで精力をつけて、長時間に及ぶオケとのリハーサルにのぞむ。各楽曲の細かいニュアンスをオケと作り上げていく作業は非常にハードな上に長時間。決してコンディションが良いとはいえない久石さんの疲労はピークに達する。腕が上がらないほどの筋肉痛で、痛みをこらえながらのリハーサルであったが、オケとのコミュニケーションがまとまりはじめ、素晴らしいサウンドが作り上げられる。
2001/10/28/Sun.
名古屋入り。セントラル愛知とのリハーサルにのぞむ。午後より、プログラム全18曲の譜読みということで、ピアノ演奏よりも作曲家としての作業に翻弄される。多くの課題を残したものの、とりあえずはリハーサルは無事に修了。風邪が抜けない久石さんは、明日に備え、早めに休むこととなった。
2001/10/26/Fri.
空いているスタジオを利用してピアノの練習に励む。自宅では弾ける時間も限られてくるが、スタジオなら24時間音出しが可能。心おきなく全プログラムを1曲づつ練習していくが、瞬く間に10時間以上が経過してしまう。「もう少し練習したいけど、これ以上弾いたら腱鞘炎になりそう。時間はいくらあっても足りないな~」と後ろ髪を引かれる思いで練習終了。自宅に帰ってもスコアを見てオーケストレーションのチェックをしているというから、まさに寝る間もないほどツアー一色の久石さんである。
2001/10/25/Thu.
ピアノを弾き続ける1日。ピアノの練習をしながらもスコアをチェックし、さらにアレンジを加えていく。昨晩もゆっくり休むことが出来ず、ついに体調を崩してしまった久石さん。熱はないとのことだが、明らかに風邪声。今日ぐらいはゆっくり休んで・・・といきたいところだが、ツアー初日までは残りわずか。朝から夕方まで自宅でピアノを弾いた後、オフィスに来てさらに弾き込む。
2001/10/24/Wed.
終日ピアノ練習に没頭する。ピアノを弾きながら、横に広げたスコアを見ながらオーケストレーションをチェック。演奏家と作曲家の一人二役をこなさなくてはならないため、時間はいくらあっても足りないほど。「今回は新曲が多いからね、実際に音を出してみないとわからないところがあるんだが・・・いやいや、そんなことよりピアノを弾かんといかんな!」と弾きつづけること10時間。練習後はさすがにぐったりしており、指はバンソコだらけ。昨晩はかかり付けのマッサージ師に体をほぐしてもらったとのことだが、早くも1日で元に戻ってしまったようだ。
2001/10/23/Tue.
明け方まで書いていたというのに、今朝も早朝からひたすらスコアを書き続ける。寝る間も惜しんで机に向かっていた久石さん「ここまでハードなのは今までにないな。それだけ新作が多いってことなんだけど、それって良い事なのか悪い事なのか・・・」とポツリ。疲労はもちろんピークに達しているのだが、最も心配なのが腕の状態である。物をつかむことすらおぼつかなくなっているのだが、「あともう少しなんだよね」とラストスパートでスコアを書き上げる。最後の曲を仕上げたのが夜の8時。「ようやくスコア書きが終了したよ。でもさ、今日はほとんどピアノを練習出来なかったんだよね!ア~悔しい!!」とすでにピアニストモード。明日から猛特訓の日々が始まる。
2001/10/22/Mon.
自宅にて朝の5時頃までスコア書きをしていたという久石さん。1曲は完成させ、もう1曲も半分ほどまできているのだが、作業を中断してピアノの練習に入る。プログラムの曲を一通り通してみたら・・・早4時間以上が経過していたとのこと。「細かく練習していたわけじゃないんだけどな~時間はいくらあっても足りないよ」とニガ笑い。スコア書きと同時進行しているため腕はパンパンに腫れてしまい「なんだか着る服がキツくなった!」とのこと。夕方よりオフィスにて食事もとらずにスコアを書き続ける。「もう少しなんだけどな~」と言いながらスタッフの終電時間に間に合うようにと、スコアや鉛筆一式を持って帰宅。今晩も長い夜になりそうである。
2001/10/21/Sun.
前日からのスコア書きが続き、部屋から出てきたのは朝の5時。何十ページというスコアを書き続けてきたため、手は腱鞘炎になる寸前という危険な状態。「せっかくピアノ用にフォームを作ってきたのに、またもとに戻っちゃったよ」とニガ笑いしながら腕をさする。連日朝までだったので、今日1日はお休みとなるスタッフ。しかし久石さんは自宅にてスコア書きを行うとのこと。
2001/10/20/Sat.
2、3時間の睡眠の後、再びオフィスにてスコア書きに入る。今朝完成したばかりの曲を今度はスコアに直していく作業。ベーシックが完成しているのでそのまま音符をスコアに書き込んでいけばいいのだが・・・それで納得しないのが久石さん。「実際スコアに書いていくと音の配置なんかが変わっていくんだよね。見た目にも綺麗に書かれているスコアは、実際音を出してもいい響きになるもの。耳と頭をフル回転させて創っていくんだけど、最後は目で決めていくって感じかな」とスコア書きには妥協を見せない。休むことなく8時間ほどで1曲完成。その後再びリアレンジの作業にとりかかる。
2001/10/19/Fri.
オフィスに到着するなりスコア書きに没頭。昨晩はぐっすりと睡眠をとったらしく疲労も回復し、悩んでいたリアレンジの方向性も決まったようだ。「ようやく勝算が見えたって感じ。結構スゴイ曲になりそう」とコメント。10時間後に完成したスコアは・・・圧巻!の一言。勢いのある手書きの音符がびっしり書き込まれており、今までにない分厚いサウンドになる。その後シンセでベーシックを創る作業に入る。再び部屋から出てきたのは朝の6時。時間的には短い曲だが、演出効果も含んだ「凄まじい」曲が完成。「これ、オーケストラの連中弾けるかな?」と笑いながらも心配そうにしていた。
2001/10/18/Thu.
アレンジに苦しむ1日。もともと映画用に創った曲だけにお客さんに聞かせる楽曲にするためには手直しが必要なのだが・・・「この曲はかなり創り込んだからオーケストレーションが薄くても隙間がないんだ。楽器をいくつか足そうと思っても、緻密な計算の上に創ってあるから簡単に加えるなんて出来ないんだよな」と頭を悩ます。部屋にこもること10時間、「これでどうかな?曲の世界観を壊さずに出来るギリギリのところまでやってみたけれど・・・」と1曲完成させる。スタッフに気を使い、終電には間に合うようにと1日の作業を終わらせるが、帰りの車中でも「難しいな~、何か方法があるはずなんだけど・・・」と疲れを忘れて考えにふける。
2001/10/17/Wed.
自宅にてスコア書きに没頭。体調もすぐれず、リアレンジにも行き詰まっていた昨日が嘘のように、今日は黙々と音符をスコアに書き込んでいく。夕方にはオフィスに来て、スタジオで行われている作業にも参加。それでも集中力は途切れることがなく、その後プリプロルームにこもってスコアを書き続ける。なかなか先が見えず何日も苦しんだが、完成したリアレンジは本人曰く「ここまで書いたのは今年初めてだね。いや~これはスゴイことになったな!」とニッコリ。スコアを見ているだけで、勢いのあるダイナミックなサウンドが聞こえてくるようである。ツアーまで残り2週間。「まだ書かなきゃいけない曲が沢山あるんだよな~クソッ!」とニガ笑いを浮かべる久石さんであった。
2001/10/16/Tue.
スコア書きの1日。オーケストラ用にリアレンジする予定だったが、もともとの楽曲が弦主体のオーケストレーションで完成されているため、管楽器や打楽器を組み入れるのに苦労する。途中マッサージに行ってリフレッシュをはかるが、「無理をすると腕が上がらなくなる」との診察を受ける。ピアノも弾きスコアも書きと、とにかく体への負担が多い時期だけに無理は禁物なのだが、時は待ってくれず。体調も芳しくなくやや風邪っぽいのだが、夜中までオーケストレーションの構成に頭を悩ませながらスコア書きに没頭。
2001/10/15/Mon.
スコア書きに集中するはずだったが・・・ツアープログラムの絞り込みに悩む。新曲が多いのはいいことなのだが、何でもかんでもプログラムに盛り込んでしまうと内容が薄くなってしまうもの。スタッフとの打ち合わせを行いつつ、プログラムを何度も見直しては書き直し・・・日がとっぷり暮れた頃、ようやく今年のツアープログラムが完成!「いや~苦しかった!!」とにこやかな顔を見せる久石さん。どうやら内容の濃いプログラムになった様子である。
2001/10/12/Fri.
都内のコンサートホールにてピアノレコーディングが行われる。午後一よりスタートしたものの音決めに時間がかかり、本番が始まったのは夕方過ぎ。それまでに何度となく演奏をしていたので久石さんの手も限界まできてしまい、筋を痛め握力も入らないという状態になってしまったのだが・・・肉体疲労がピークに達すると不思議とピアノも鳴り始め、素晴らしいサウンドが収録される。1日でげっそりやつれてしまった久石さんだが、「とりあえずはイイ感じだよ」とニッコリ顔であった。
2001/10/11/Thu.
今日は自宅にてひたすらピアノの練習に励む。ピアニストとしての肉体をある程度作っておいてから、本格的にスコア書きに入る予定。ピアノを弾くのとスコアを書くのとでは筋肉の使い方がまるっきり異なるため、体の状態と押し迫るスケジュールをにらめっこしながらの毎日。腕の痛みは簡単には引かない様子。
2001/10/10/Wed.
オフィスにてラジオの収録。中継車を使ってスタジオとオフィスを結んだのだが・・・何故か電波の入りが悪く、ヒヤヒヤの生放送となったらしい。TVの取材もこなして昼食をとった後、自宅に直行してピアノ練習に励む。
2001/10/09/Tue.
自宅にてピアノ練習。筋力トレーニングとピアノの猛練習で体の筋肉痛はピーク。「これを過ぎると楽になるんだけどね、今が一番キツイな~」とニガ笑いしながら腕をさするが、実は腕が上がらない程痛むとのこと。ピアノを弾きつつスコア書きも並行して行わなくてはならないので、これからますますハードな生活になりそう。
2001/10/08/Mon.
早朝よりラジオの生出演ということであったが・・・未明に勃発したアメリカ軍のタリバン攻撃により、番組内容が急遽変更され収録がとぶ。前回も緊迫した世界情勢の影響で生番組収録がとんでしまい、プロモーションの要となる取材がドタキャンになってしまった。「こればっかりは仕方ないだろ」と気持ちを入れ替え、終日ピアノ練習に励む。
2001/10/07/Sun.
ピアノ練習の後、オフィスにてスコア書きに取り組む。今年は特にプログラム内容が濃いだけに、各コーナーのバランスを考えながらスコアに音符を書き込んでいく。レコーディング用のオーケストレーションにソロピアノを付け加え、ツアー用のスコアを何曲か完成させた後、体力作りのトレーニングのためにジムへ直行。
2001/10/06/Sat.
渋谷にて「カルテット」の舞台挨拶が行われる。ここはやはり映画監督、お客さんの入りがとても気になっていたようだが、立ち見まで出る盛況ぶりに一安心。とびっきりのジョークで会場を沸かせてくれ、「この映画を見た人が少しでも元気になってくれれば嬉しいですね」とコメントする。
2001/10/05/Fri.
ツアーが始まると体は完全に演奏会モード。好きなゴルフも出来なくなってしまうため、忙しいスケジュールの合間をぬって今年最後のゴルフ。スコアのほうは思うような数字にはならなかったようだが、気分は完全にリフレッシュ。プレイ後はビールでも飲んで・・・といきたいところだが、オフィスにトンボ帰りしてスコア書きを行う。
2001/10/04/Thu.
ついにツアーに向けてのスコア書きが始まる。今年はプログラムの題材が多く、アレンジの量もかなりのものになりそう。ピアノ練習と同時並行して書きをこなすため、1日のスケジュール調整がとても重要となる。「カルテット」公開も直前のため、スコア書きをしながら電話による取材を行うといった、忙しい1日であった。
2001/10/03/Wed.
早朝よりラジオの生出演を連続でこなす。午前中を目一杯働いた後は、都内のスタジオにて「ふたり」「はるか、ノスタルジィ」のマスタリング。もともと曲数が多いアルバムだけに、いかにシェイプアップして「新しさ」を出すかが大きな焦点となる。夕方からはオフィスにて譜面書きが予定されていたが、納得いくまでマスタリングに立ち合いたいということで、終日をスタジオで過ごすこととなった。
2001/10/02/Tue.
午前中はピアノの練習に励み、午後より「カルテット」取材に忙殺される。オフィスにてニュース番組の取材を受けたあと、分刻みのスケジュールで都内を走り廻る。1日の締めくくりとなった某アーティストとの対談番組収録は大いに盛り上がり、予定時間を大幅に上回るほど充実した対談となった。収録後も話題は尽きず、2人の間では何やらとんでもない企画まで飛び出したとか・・・
2001/10/01/Mon.
福島より帰京。東京駅から自宅に直行してピアノの練習に励んだ後、オフィスにてスケジュール調整や打ち合わせを行う。