文档:久石让官网日志/2003年10月

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2003/10:OCT
2003年10月
2003/10/28/Tue.
東京から12時間、ハウルのレコーディングのため、はるばるチェコまで行って参りました。今回のレコーディングは『交響組曲もののけ姫』でもおなじみのチェコフィルハーモニー管弦楽団。そして由緒あるドヴォルザークホールでのレコーディングです。
初日は夜に到着し、翌日からさっそくホールにてレコーディングの進行の打ち合わせ。そして久石さんは指揮者のマリオ・クレメンスさんとふたりで音楽的な打ち合わせを綿密に行ないました。
レコーディング初日は2セッションで5曲でした。1セッションは3時間で、合計6時間のレコーディング。まず最初に録った曲はこのアルバムでも重要な曲。とても壮大な曲で、チェコフィルの勇壮な演奏と相まって、ホールにハーモニーが響いた時は言葉では表せないほどの感動でした!久石さんも満足そうな顔を見せつつ、演奏を客席で細かくチェック。その後はテスト録音をマリオさんとスタジオで聴きながら演奏を確認し、久石さんはスタジオで指示を出しながらの作業となりました。
今回は何といってもすべて楽曲のレベルが高すぎ(!?)、時間内に録り終わるか心配しましたが、順調に予定通り5曲を録り終え、初日は終了となりました。久石さんは多少風邪気味・・・。小淵沢でのレコーディングからずっと休みなしで、疲労も相当有るはずなのですが、疲れも見せず、2日目・3日目もなんとか無事に録り終え、チェコでの録音を無事にこなすことができました。
チェコで6日間を過ごした後は、ロンドンのアビーロードスタジオでの作業です。一路、イギリスへ。久石さんは以前、ロンドンで暮らし、作品創りをされていたのでロンドンには‘行く’というよりも‘帰ってきた!’という想いの方が強いようです。
今回、ミックスダウンをお願いしたエンジニアは、以前、久石さんの仕事でアシスタントエンジニアとしてついていたことのあるサイモンさん。最近は、世界的な仕事もこなしているとの事で、およそ10年ぶりの再会にお互いに感慨深い様子。2日間のミックスダウン作業では、細部に渡り音質やバランスをチェック。マスタリングではトータル的な音質や音量、曲間などを事細かに指示をされ、ようやくアルバムも完成に!
2ヶ月に渡る久石さんの血と汗と涙の結晶ともいえる作品に、感動も一入でした。皆さんにお聴かせ出来るのは来年になってしまいますが、素晴らしい仕上がりになっています。かなり(!?)期待してお待ちください!
Engineer A