文档:久石让官网日志/2006年6月

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2006/06:JUN
2006年06月
2006/06/29/Thu.
 6月24日の土曜日にサントリー伊右衛門の新バージョン用のレコーディングがありました。今回は「暖簾(のれん)編」と「師と篇」です。
 今回の伊右衛門のテーマは”濃いめ”。 暖簾篇の音楽は今までのCMで流れていた清楚なイメージから一転、チェロが太く旋律を演奏し他の弦楽器とピアノがリズムを刻んでゆくという少し男っぽさを感じさせる力強い印象を受ける楽曲です。一方、師と篇ではチェロがソロでメロディを歌いあげ、包み込むような弦楽器の中でピアノが印象的なフレーズを奏でている、といったような楽曲に仕上がっています。

 レコーディングでは映像とタイミングをとるため、テンポが揺れないように基本的にクリック音を演奏者にイヤホンで聴いていただきながらレコーディングするのですが、今回はクリックを使用してレコーディングしたものをとった後、久石の指揮のみによるバージョンもレコーディングしました。不思議なものでクリック音を使用せずにレコーディングしたものは音楽にうねりというか暖かみというようなものが感じられます。

 今年は伊右衛門の他にもCM音楽を担当することになりそうです。なんのCMを担当するかはCMが流れるまでのお楽しみですので秘密にしておきます。
 CM要チェックです!! 
2006/06/28/Wed.
6月21日 有楽町朝日ホールにて、「トンマッコルへようこそ」の完全披露試写会が行われ、久石は、来日したパク・クァンヒョン監督と共に登壇し舞台挨拶を行いました。

マスコミ関係者ら、600人以上が訪れ会場に入れない人も多数でるなど、この映画に対する関心が高い事、そして日活が宣伝に力を入れている事が見てとれました。

久石は、舞台挨拶の後、パク監督との対談インタビューをすぐに行う予定だったのですが、本人は、どうも映画が気になる様子。冒頭だけ見て来るといった後、20分経って戻ってきませんでした。パク監督との対談インタビューを行いその後また館内に戻り、映画のエンディング30分ほどを鑑賞。笑いあり、感動ありで、観客の反応もとても良さそうでした。久石は「いい映画だな、よかった、よかった」と満足そうに語り、試写会会場を後にしました。その夜、映画関係者とパク監督と食事をした久石は終始ご機嫌でした。

映画「トンマッコルへようこそ」は10月に全国公開です。どうぞお楽しみに!
2006/06/15/Thu.
6月10日土曜日に早稲田大学にて久石が講義をしました。

昨年も講義をしたのですが、今年は昨年とは違う講義をしたいということでバースター・キートンの『The General』を題材に講義をすることになりました。

 『The General』はカンヌ国際映画祭においてサイレント映画に生のオーケストラで音楽を付けてゆくという前代未聞の大プロジェクトを行い、昨年のSymphonic Special 2005でも3管編成のオーケストラで演奏されました。そもそも『The General』は三大喜劇王バスター・キートンのサイレント映画で、アメリカの南北戦争を舞台に機関車「将軍号」をこよなく愛する機関士のジョニー・グレイ(バスターキートン)が奪われた「将軍号」を取り戻そうと列車追跡をする、というもので、喜劇であるにもかかわらず戦争に対する皮肉や悲劇性をも含んだバスター・キートンの名作の一つとして知られています。

 今回の講義では映画の概要やサイレント映画に音楽を付けるということの面白みなどを説明しました。実験と称して、同じシーンに様々な音楽(久石によるオリジナルヴァージョン、マーラーの『アダージェット』、ヒッチコック映画『サイコ』のプレリュード、ヨハン・シュトラウスの『美しき青きドナウ』)を当てて、音楽が違うことによりいかに受ける印象が違うか、ということを話していました。そして、部分的にシーンと音楽が合っているように感じられても全体を通して見た場合はそう簡単にはいかず、映画音楽が映画全体の構成を担う大きな役割の一つであることを説明していました。

 早稲田大学の学生も普段とは違う授業に興味津々と言った感じで、真剣に授業を聞いている様子が印象的でした。

 昨年、今年と講義が続いていると久石にとっても年中行事のようになっているのではないでしょうか。
 来年も講義があることを期待しましょう!!