文档:吉卜力日志/2006年7月

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2006年7月
2006年7月
7月1日(土)
「ゲド戦記」の打ち上げパーティ。岡田准一さんや手嶌葵さんらも駆けつけて、楽しいパーティに。保田さんの挨拶の中の嬉しい一言が心にしみる。
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「恒例のスタッフ全員での記念写真」
7月3日(月)
今日は、東宝の本社で吾朗監督の取材が行なわれている。東宝に行くついでに銀座に寄ったらバーゲンセールの真っ最中だった。ついでにブラブラとウィンドーショッピングをする広報部長Nであった。
7月4日(火)
ジブリに久しぶりに藤谷文子ちゃんが遊びに来た。「ゲド戦記」を観に来たのだ。最近は、芸能活動を再開して、ちょっと忙しそうな文子ちゃん、いろいろ「ゲド戦記」のことを広めてください。
7月5日(水)
韓国のアリランTVというところが、取材に来る。受けるは、制作W氏と広報N氏。結構細かい演出連発に、最近の作りこまれた韓流ドラマの演出の一端を、みる思い。ただし、このあと、秋葉原にも取材にいくらしく、一体どんな番組になるのだろうとちょっと不安。
7月6日(木)
メインスタッフの近藤さん、吉田さん、それから美術スタッフと稲村さんが次回作のロケハンとして△△△に行き、先乗りしていた宮崎さんと合流。宮崎さんお勧めのポイントを巡る。お勧めの場所には、山の上の小さな喫茶店は怪しい感じで良かったそう。

ところで、東京では、完成披露試写会の日。一日中、六本木で取材、記者会見、取材、舞台挨拶、取材の繰り返し。吾朗監督は途中で靴下を脱いでがんばっていた。
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7月7日(金)
鈴木さんの美人アシスタントSさんが、日テレ出向中のT氏と、「時かけ」の試写を見に行く。最近は、七夕のようになかなか会えない「時かけ」を応援しているT氏なのである。
7月8日(土)
ブックフェアの読売ブースでトークショーが開かれる。ステージに立つのは、メインスタッフの山下、稲村、武重さんたち。
司会は、日本テレビのベテランアナの松本志のぶさん。しかし一番目立っていたのは、読売新聞宣伝部の原田さんだった。
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7月10日(月)
キャンペーンで主がいないと、ナヨが元気だ。のびのびしている。夜は、久々の「海風」に飲みに行く。
7月11日(火)
夕方、BS特番のオフラインチェックがあり、赤坂のテレマン分室に出かける。2時間番組のチェックは大変きつく、結構つかれた。帰りに、N氏が昔よく通っていた、「天宝」という中華屋に行って、名物の「特丼」を食す。お客は誰もいなかったが、おじさんはおばさんは昔と変わらない人懐っこい笑顔で、なんかホッとした。
7月12日(水)
ブエナビスタホームエンターテイメントの夏のコンベンションが品川で開かれる。ブエナビスタのこれからのラインナップが発表されるのだが、司会がこれまでいつもお世話になっていた、元日本テレビの福沢さんだったりする。あいかわらず、しゃべりは達者で面白かったです。
7月13日(木)
梅雨が明けたかと思うほど暑い一日だった。広報部2名は名古屋に出張。翌日の式典にそなえるためだ。夜は産休中の広報部員の顔を見るために、彼女の実家へ。元気そうな親子にほっとする思いだった。
ちょうどこの日の夜は、キャンペーン組の鈴木さんと吾朗監督も大阪から名古屋入り。
7月14日(金)
朝から、モリコロパークの開園式典で現地へ。ホテルからずーっと、中野良子さんと一緒で、不思議な縁を感じた(「野生の証明」好きでした)。式典や内覧会には一般人として参加したのだが、サツキとメイの家だけはもっとゆっくり見せて欲しいと思った。お客さんの気持ちが少しだけ理解できた気がする。
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「緑がまぶしいサツキとメイの家」 夕方は、吾朗監督と鈴木さんを訪ねて、愛知勤労会館へ。久々に会った一行は、元気そうでなにより。鈴木さんの故郷名古屋だからなのかも。
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「時間を見つけてはサインを書き続けている鈴木プロデューサー」
7月15日(土)
36度を超える猛烈な暑さと、その後の激しい雷で電車も止まる、大荒れの一日。その頃3スタ2階では、長澤さん復帰パーティをささやかに開催中。土砂降りの外に比べ、昼間っからビールやワインを口にして、笑い声が絶えない制作業務の面々だった。
7月17日(月)
会社はお休みだったが、ジブリ美術館で「音楽戦士」という番組の手嶌葵ちゃんのインタビュー撮りがある。ホールに椅子を
置いてしゃべる演出で、美術館で撮る意義が見出しにくい番組だった(8月4日OA)。
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「優雅にA階段を下りる葵ちゃん」
7月18日(火)
二馬力の2階の一室に設けられていた準備室が、1スタ2階の定位置に引越しを完了。
作画イン自体はもう少し先になりそうだが、メインの近辺に張られたイメージボードを見ると、徐々に次回作の制作モードに入っていく感じだ。

夕方は、ガイナックスさんの引越し挨拶で頂いた引越し蕎麦を茹でていただく。ガイナックスさん、美味でした。ご馳走様!
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「窓から見える不夜城ガイナックスのオフィス」 制作の車のバッテリーが上がった。先週も一度、上がってしまいジャンプして充電をしたつもりだったがダメだったので、いよいよバッテリーを交換することに。と、ところが、原因は、荷台灯の消し忘れだったことが判明。誰か気付いてくれ・・・トホホ。 奥井さんとポスプロ古城くん、それから制作の渡邊が「ゲド戦記」DLP上映チェックのため、さいたまのMOVIXへ。チェックは夜中の12時から始まる予定が、システムのトラブルで1時間押しとなり、結局、帰宅したのは朝の5時過ぎになってしまう。ちなみに、このMOVIXさいたまは、今年興行成績で日本一になると噂されている劇場。ぜひ「ゲド戦記」でも多くの人を集めてもらいたいです。宜しくお願いいたします。
7月19日(水)
日本橋高島屋の「ゲド戦記」展に行く。見ごたえタップリのデパート展だった。なかでも、クモ様の館の出来が秀逸で、本当に子どもは泣き出しそう(なくらい怖かった)。制作を担当したアレグロのスタッフ、絶好調という感じである。
7月20日(木)
今晩は、新神戸にある劇場109シネマズHAT神戸でのDLPチェックのため、奥井さん、古城くん、渡邊で神戸に出張。夕方に新神戸に到着し、駅近くのホテルにチェックイン。その後、イマジカのスタッフと合流し、チェックはさいたま同様、夜の12時過ぎから。ほぼ時間通りに始まったのは良かったのだが、音響、特に台詞の聞こえ方がおかしい。古城くんと首を傾げていたのだが、あれこれ調べるうちにセンタースピーカーのユニットの不具合が見つかり、結局、音のチェックはできずじまいだった。絵のほうは問題なかったのに・・・・。
(後日談。劇場側は、翌日センタースピーカーのユニットを入れ替えて、調整も完璧に終わらせたとのこと。ぜひ、お近くにお住まいの方は、DPL上映を観に行ってください。)

東京では、岡田准一さんが来社して、特番のスタジオ部分の収録。岡田さんもこれで何度目のジブリ訪問だろう。いつもいつも協力、とても感謝しています。
7月21日(金)
神戸でのDLPチェック後、ホテルで仮眠を取った後、そのまま新作○○○の舞台のモデルである△△△へロケハンに行く。□□駅で武重と合流し、レンタカーでいざ△△△を一望できる山へ。しかし、宮崎さんに進められた場所へ行くも、風景が霞んでいたために、街の全景を見ることが出来ずじまい。せっかく晴れてはいたのに残念。また、今月の頭にロケハンに行ったスタッフの間でも話題に上った山の上の不思議なカフェにも立ち寄ってみる。老夫婦がやっているらしい喫茶レストランで、建物全体的に古い趣の場所。店の中に野良犬や野良猫が自由に出入りしている、とてもオープンなところでした。

その後、ホテルにチェックインして、再度、△△△の港の風景を見るために小山に登るも、日頃の運動不足からか、見晴らしスポットに着いたころにはヘトヘトで、景色を見るのに暫く時間がかかってしまった。ホテルで夕食を取った後は、夜の△△△の町並みを散策。といってもすっかり暗くなっていたので、店も閉まっていて殆ど散歩しているのと変わりなくなってしまった。
7月22日(土)
(ロケハン続き)今日は、△△△の夜明けをロケハンするために、全員5時起きでスタンバイ。日の出と共に、少しずつ移り変わる海の景色はとても素晴らしかった。そういえば、最後に日の出を見たのはいつだったろうか・・・。その後、朝風呂に浸かりホテルをチェックアウト。時間のある限りロケハンしたい気持ちも眠気と疲れのために頭が回らず。結局、町の喫茶店に寄ったあとは□□に戻り、□□城、美術館を見学して帰路に着く。

夜は、「ゲド戦記」では制作で頑張ってくれた制作の石井君の送別会が開かれる。
7月23日(日)
日曜なのに、深夜に特番のオフラインチェックがある。夜10時にテレマン赤坂分室へ。調布の花火を堪能して気分の良い広報N氏は、その脚で駆けつけていた。
7月24日(月)
午後3時から、「ゲド戦記」英語字幕版の試写が行なわれる。この作品、外国の方にはどんなふうに見てもらえるのだろう、とても楽しみである。
7月25日(火)
広報永見さんの発案で、焼肉の会が催される。場所は、月島"凛"。うわさにたがわず、すごい肉だった。特に、サーロインには仰天。しばらく、肉は食わなくてOK!という満ち足りた気持ちで地下鉄に乗った夜。
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「見よ!このスゴイ肉を」
7月26日(水)
東京に戻った吾朗監督は、さっそくまたまた取材デーなのだった。読売関係と日テレ関係。取材を受けていたほうが気持ちがラクだと笑う、吾朗監督だった。
7月27日(木)
「ゲド戦記」の制作でお世話になった韓国DR MOVIEのスタッフに作品の上映会とお礼を兼ねて今月末に訪韓するのだが、その説明会が開かれる。今回、訪韓するのは「ゲド戦記」の監督、プロデューサーに加え、メインスタッフも同行。メインスタッフの中には、韓国が始めての人や殆どの乗り物が苦手な人などがいて、どうやら珍道中になりそうな気配。

夜、「ゲド戦記」がベネチア映画祭で特別招待作品として上映されることが発表になる。問い合わせ多数あり。夜もなかなか帰れない日々が続く。
7月28日(金)
「ゲド戦記」のカウントダウン上映のため、夜出かける関係者たち。夜11時30分過ぎには、控え室は関係者で溢れる。
みんなお祭りごとが大好きなのだ。当日の舞台挨拶の様子は、監督日誌からどうぞ。
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7月29日(土)
さて、翌朝は、12:15から岡田准一さんや手嶌葵ちゃんも出演する舞台挨拶本番。取材陣も半端な数じゃない。こちらも、詳しくは監督日誌から、どうぞ。
ひとつだけエピソードを書くと、この日、ズームインサタデー出演から舞台挨拶まで、ゲドの着ぐるみに入っていたのは、スタジオジブリデジタル作画部のホープ、岩沢駿君です。その不思議な動きには定評があり、大抜擢!?。せっかくだから素顔をご披露してしまおう。
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さて、場所を渋谷に移し、東京渋谷シネマアンジェリカでは「王と鳥」の公開記念トークショーも催される。爆笑問題の太田さんいわく「「ゲド戦記」つぶし」のイベント!?こちらも、六本木に負けず劣らず大いに盛り上がり、会場は文字通り爆笑の渦でした。高畑監督も大いに満足の一日。新人プロデューサーの西村くんの目にも涙。。。。
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7月31日(月)
「ゲド戦記」でお世話になった韓国DR MOVIE向けの上映会を行うべく、一行が韓国・ソウルへ到着。お昼過ぎから行われた上映会には、忙しいなか沢山のDR MOVIEのスタッフが駆けつけてくれた。メインスタッフは直接感謝の言葉が言えて満足気だったが、吾朗監督は、違う文化を持った人達に「ゲド戦記」がどの様に受け止められるのか上映中ずっとソワソワした様子。
夕食は、DR MOVIEさんに招待して頂きチャングムのような宮廷料理をご馳走になり、料理の美味しさと豊富さに感激。韓国の食事は、残させる文化という事で小皿に料理が無くなるとすぐに追加が出てきて常にお皿に空きがでない様になっている。それに対して日本は出して頂いた物は残さず食べるのが文化。勿論、この対決の結果は韓国サイドに旗があがったのだが、文化の違いを、身を持って体感した夜だった。
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「日韓、食文化対決の様子(笑)」 ところで、日本では美術館事務局長のくまさんが退任することになり、送別会が草屋で催される。くまさんの人柄もあってか、大勢のお世話になった仲間が集まって、とても楽しい会だった。