文档:哈尔的移动城堡 BD/作品解说

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選べないもの
 
人は、生まれる時代を選べない。
宮崎駿は、時代と格闘して映画を作って来た。
魔法使いたちが悪魔と契約し、
自ら異形の怪物となって戦うのが、この時代の「戦争」だった。
だが、魔法使いのハウルはただひとり、
戦争に背を向け、毎日を無為に生きていた。
そんな彼の前に現れたのが、魔女に呪いをかけられ、
90歳のおばあちゃんになってしまったソフィー。
ふたりは、ハウルの居城で奇妙な共同生活を始め、
次第に心を通わせてゆくが、
その城は、4本の足で歩く、人々が恐れおののく「動く城」だった……。
 
人は、家族を選べない。
宮崎吾朗は、偉大な父を持ち、父と格闘しながら生きてきた。
そんな彼の人生と主人公アレンの生き方が折り重なる。
世界の均衡 (バランス) が崩れつつある時代、
人々はせわしなく動きまわっているが目的は無く、
その目に映っているものは、
夢か、死か、どこか別の世界だった。
人間の頭が、 (ヘン) になっている。
心に闇を持つ少年アレンの前に現れた大賢人ゲド。
災いの源を探るべく、ふたりは世界の果てまで旅に出る……。
 
むごい現実から目をそらすのか、あるいは、そらさないで生きるのか?
人は生まれる時代を選べないし、家族を選ぶことも出来ない。
そこに葛藤があるし、人生の大きな意味がある。
 
2011年7月
スタジオジブリ・プロデューサー 鈴木敏夫
(「ハウルの動く城」「ゲド戰記」のブルーレイディスク2作品同時発売に向けて書かれたものです。)